「このまま投資を続けて良いのだろうか?」
資産運用(今回は株式)を行っていると企業の業績不振や不祥事、世界情勢により資産が減っていくことがありますね。
少額なら平気でもコロナショックやITバブル崩壊等の大暴落に遭遇すると「今のやり方で正しいのだろうか?」「投資を続けるべきか?」「今すぐ損切りして被害を最小にしたほうが良いのでは?」と、途端に不安になります…。
いつか必ず訪れる投資に関して不安になった時、心が折れそうになった時にミル情報です。
投資の基本
投資先は個別株や不動産ではなくインデックスファンドでOK!
投資を始めようと思ったは理由は人それぞれ…。
ある人は将来に不安を感じて(物価の上昇、年金制度への不安、リストラ、病気、etc)
またある人は悠々自適な暮らしを夢見て(早期リタイア、物欲、食欲、etc)
「現状を変えるため、将来のために自分で資産運用しよう!」
っと言う考えにたどり着いた時点で超優秀!
残念なことに、日本は他国に比べてお金や資産運用について学ぶ機会がとても少なくむしろ「お金の話をするのはタブー」「お金儲けは悪」なんて考えもあるくらい。
私も両親に「年収はいくら?」「貯金ってどのくらいあるの?」なんて聞いたこともありません…。
なのでお金に関して前向きな姿勢であるアナタ(&ワタシ)とても素晴らしです!
で、資産運用しようと考えてすぐに発生するのが
資産運用の方法は多種多様、そしてリスクの大小もそれぞれ違う。
中には致命傷を負う(=資産が激減する、マイナスになる)くらいリスクの大きい投資もあり危険…。
たどり着いた答えはインデックスファンドでした
投資で必ず守ることの一つ目「分散」
インデックスファンドとは、市場の動きを示す各種指数と同じ値動きをするように運用される投資信託のことです。
突然聞いたことのない単語を並べられると思考がフリーズしてそっとブラウザを閉じたくなりますね。分かります。 私も投資を始めたころは「儲かりそうな企業の株を買う、株価が上がったら売る」以外は理解しておらず「あの商品メッチャ人気あるやん!よし株買ったろ!」程度しか考えていませんでした(よく大損しなかったな…)
指数
日経平均株価やダウ平均株価などのいくつかの企業の株価をもと算出した値。他には国債などの動向を表す債権指数、不動産投資信託(REIT)指数などがあります。
有名な投資格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉あります。
これは、そのカゴを落とした時にすべての卵が割れてしまう恐れがあるけど、卵を複数のカゴに分けていれば落としたカゴ以外は影響を受けなくて済むというもの。
投資をするときに特定の商品のみに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行いリスクを分散させた方がよいという教えです。
例えば特定の企業の株のみに全力投資した場合、その企業の業績が悪くなったり不祥事が発覚すると株価が暴落して保有している資産の評価が下がったり、最悪の場合企業が倒産して全損になるリスクもありますね…。
このような事態を避けるために複数の企業さらには複数の業種、複数の投資商品(株式、債券、金など)もっと言うと複数の国に分散するべきと投資の大先輩が言っているのですね。
投資で必ず守ることの二つ目「長期」
株式や投資信託などの金融商品を購入したら、暴落しようが暴騰しようが何も起きなくてヒマだろうが長期間保有し続けること!以上!!
2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックなどで時々大暴落は発生していますが、長期的に見れば右肩上がりで成長しています。
投資で必ず守ることの三つ目「低コスト」
ダメです! どこで買うか?また、同じインデックスファンドでも商品によってコストが大きく変わります!
金融商品を購入する場所はいくつかあります。証券会社、銀行窓口、保険会社など。
購入先はネット証券の楽天証券 / SBI証券 / マネックス証券のいずれかを選びましょう。
銀行窓口や保険会社などの対面販売は対応してくれる方の人件費がかかります。 ではその費用はどこから?サービスでやってくれるわけではありませんので当然金融商品に費用が加算されています。
金融商品について説明してくれるなど、対面販売のメリットももちろんあります。 ただ昔と違いインターネット環境が充実している現在、情報はいくらでも入手可能です。
ファンド(投資信託)は買ったときにお金を払って終わりではなく、様々なコストがかかります。
購入時手数料
購入時に販売会社へ支払う費用。ファンドや販売会社によってはこの費用がない場合あり。
信託報酬
投資信託を保有している間保有額に応じて支払う費用。どのくらい払うかは目論見書などに記載。
売買委託手数料
投資信託が投資する株式などの売買する際に発生する費用。
など。 どのくらいコストがかかるかは目論見書などに記載されていますので必ずチェックしましょう。ほんの0.01%の差でも10年、20年の長期投資の場合は結構な金額になります。
例えばアメリカの代表的な株価指数S&P500の値動きに連動する投資成果をめざす投資信託でも下記の違いがあります。
eM AXIS S&P500イ ン デ ッ ク スは「年率0.330%」
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は「年率0.09372%」
ただし低コストのみに注目するのではなくリターンも確認してください。 大事なのはリターンなのでいくら低コストでもリターンが低いのでは意味がありません。
少々コストが高く(「低コストの商品たちの中では」です)ても十分なリターンがあるのであれば問題ありません。
まとめ
・投資先は「インデックスファンド」で良い。 個別株や不動産投資は初心者が手を出すにはリスクが高いし難しい。
・投資の基本は「長期、分散、低コスト」を厳守。 長く投資し続けることで元本割れしなくなることは過去のデータが証明している(繰り返しになるけどあくまで過去の話です)。
また、インデックスファンドで投資先を分散させれば投資先企業倒産のリスクを分散できる。投資先のインデックスファンドは目論見書等を見てコストとリターンをチェック。
資産運用に不安が生じた時は以上のことを再認識!